家族が見ていたテレビにふと目をやると、
ある国会議員の事務所の家宅捜索のニュースが。
「あれ?この人、スキンヘッドと違ったっけ?」
テレビに映っていたポスターには、「二頭流」の文字も。
メダリストの時にスキンヘッドの印象があったので、
調べてみたら、最近ではカツラをかぶっておられるらしい。
そこで、AIの力量を調べてみようと思って、
4種類のAIを同時に競わせてみました。
プロンプト:〇〇〇はカツラですか?
念のため名前は伏せておきます。
文脈からわかると思いますが。
ChatGPTの答え
AI(大規模言語モデル)の代名詞的な存在がチャッピー。
AIといえば、ChatGPT。
というのが世間一般の認識かと思います。
課金版のGPT-4で出してみました。
〇〇〇さんがかつらを使用しているかどうかについての情報はありません。公の情報源や信頼できる報告によるとそのような事実は確認されていません。個人の外見に関する詳細はプライベートな事項であり、公に確認や議論されるべきではないことが多いです。
議員だという認識がないようですね。
そして、人の外見やプライベートな内容につては、
話題にしたらダメだとやんわりと叱られました。
ネットでも周知の事実で、
本人もそれをネタにしているんですけどね。
つぎに、無料なのに高性能とうたわれている
GPT-4oで出してみました。
〇〇〇氏がカツラを使用しているかどうかについての公式な情報は公表されていません。公の人物の外見に関する詳細な個人情報はプライバシーの問題として扱われるため、確認できる情報がない場合が多いです。
もしこの件について確かな情報が必要であれば、公式の発表や本人のコメントを確認するか、信頼できるメディアでの報道を参考にすることをお勧めします。
他を調べろと言われてしまいました。
Geminiの答え
天下のGoogle様がつくられたAI、
それがGemini。
無料でもけっこう使えます。
GoogleのAIは、以前はBardというのが出てましたね。
鳥が天上まで飛んでいって、
双子座になったんでしょうか。
現時点では選挙または政治家に関する回答には対応できません。意図的に誤った情報を共有することはありませんが、間違えることがあります。私が正確な情報をお伝えできるようになるまでは、Google 検索をご利用ください。
なるほど、政治家という認識は持っているようです。
が、政治というややこしい世界に首を突っ込まないように、
あえて距離を置いている感じですね。
政治や人物に関係しないジャンルで
いつも使っている時には、
かなり踏み込んで答えてくるのですが、
今回は逃げ腰という感じです。
Claude 3の答え
Claudeは、Anthropic社が開発したAIです。
ChatGPTよりも高性能との評判です。
無料でもけっこう使えます。
答えを見てみましょう。
はい、〇〇〇議員はカツラを着用しています。
提供された情報によると、〇〇〇議員は元々スキンヘッドでしたが、2022年3月頃からカツラを着用するようになりました。彼は「二頭流」というキャッチフレーズを使い、スキンヘッドとカツラをかぶった自身の姿を前面に出して活動していました。
興味深いことに、カツラは彼の妻からのプレゼントだったという情報もあります。〇〇議員は自身のハゲに関するコンプレックスについても公に語っており、カツラの着用をオープンにしています。
彼はSNSでカツラを使ったパフォーマンスも行っており、自身のイメージチェンジの一部としてカツラを積極的に活用しているようです。
おお!これはすごい!
過不足なく、的確に答えています。
僕は最近は文章の要約などに使っていますが、
ChatGPTといい勝負、
だけどGeminiには負ける
というパターンが多いです。
でも、今回時事ネタは強いですね。
Perplexityの答え
Perplexity(パープレキシティ)は、
OpenAIのGPTモデルと
マイクロソフトのBing検索エンジンを組み合わせ、
ネット検索をもとに答えを出してくれます。
どのサイトから引っ張ってきた情報かも教えてくれるので、信憑性が高い情報を提供してくれます。
無料でもけっこう使えます。
はい、〇〇〇はカツラを着用しています。彼はかつてスピードスケート選手として活躍し、1994年のリレハンメル五輪で銅メダルを獲得した後、政界に進出し現在は衆議院議員を務めています。〇〇氏は若いころから薄毛が気になり始め、24歳の時にスキンヘッドにしたが、2022年からカツラを着用し始めました。
ここまで4つの回答は、ChatHUBというツールを使って、同じプロンプトで同時にそれぞれの答えを求めました。
一方で、Perplexityは公式サイトから聞いてみると、もっと詳しく答えが返ってきます。
それが次の内容。
はい、〇〇〇議員はカツラを着用しています。以下に詳細を説明します:〇〇〇議員は長年スキンヘッドがトレードマークでしたが、2022年頃からカツラを着用し始めました。カツラ着用の理由としては以下が挙げられます:
- 若い頃から薄毛に悩んでおり、24歳の時にスキンヘッドにすることを決断しました。
- スキンヘッドに対するコンプレックスがあり、「怖い」「近寄りがたい」という印象を持たれることに悩んでいました。
- 50歳の誕生日を迎えたことをきっかけに、イメージチェンジを決意しました。
- カツラ着用により、世界が変わったと感じています。
- カツラに対する偏見や誤解をなくしたいという思いもあります。
〇〇議員は現在、様々なヘアスタイルを楽しんでおり、カツラを「人生を変えてくれた、かけがえのない存在」と表現しています。また、カツラ着用を公表し、自身のブログやSNSでカツラをネタにした動画をアップロードするなど、オープンな姿勢を見せています。このように、〇〇〇議員はカツラ着用を通じて、自身のイメージチェンジだけでなく、カツラに対する社会の認識も変えようとしています。
うん、背景情報も含めて、
素晴らしい調査能力です。
いい感じで出してくれますね。
これからは、「ググる」のではなく、
「パプる」というのが流行るかもしれません。
まとめ
というわけで、時事ネタとか人物に関係する情報は、
Perplexityがいちばんいいのかなというのが現時点での状況です。